The lark ascending

久しく油絵を描いていない。以前は版画ばかり制作していましたが、最近は創造する過程に興味があります。版画はスタートの時点でかなり最終イメージをもって、作業のほとんどが製版(彫ったり、削ったり、腐食したり)になりますので、版画を描くというより、制作するという感じですが、油絵は毎日の作業が描くというもっと直接的なものです。ここ数年私も変わってきたのか、創造している時間が幸せです。絵もカットも音楽も。今日は英国の詩人ワーズワースの詩集をいただいだので、英国作曲家のヴォーンウイリアムスの”揚げひばり”というバイオリンの美しい曲を思い出して聴いてみる。サイモンラトルとナイジェルケネディーの英国勢版と新進米国美女ヒラリーハーン版の聴き比べ。これは英国の詩に触発されて書かれた曲ですが、勝手にワーズワースに違いないと思っていたら、ああ勘違い!ジョージメレディスというお方。ああ恥ずかし。ともあれ美しい曲です。
歌の鎖は天まで届いて、地上には愛があふれる
どこまでも高く高く ひばりがはばたいていく
谷はきらきらと輝いて ひばりの杯になる
ひばりの歌がぶどう酒となって 杯を満たす
我らも天にのぼる ひばりとともに