2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

next revolution

結髪から断髪の歴史というのは、よく考えてみるとかなり革命的です。しかもたかだか半世紀強、髪の毛は切るものであるという意識から、次なる革命はおきるのでしょうか?やはりDNAパーマ、DNAカラー、クローン増毛でしょうか?2050年宇宙の旅がまたれる。

western context

最近、クラシックな髪型がファッションの世界に戻ってきました。ウエーブやカールで表現する40年代や50年代を参照しているのですが、これまた難題で。クラシックエレガンスは西洋のおはこ!アジア人にはなかなか、心底、近づけないものがあります。大正…

nationality

日本人の髪型はどこへゆく?日本人っぽい髪型っていうのはどんなものでしょうか?きものにあう髪型?結髪? ボブ?明治以降の西洋化、断髪令をへて、そもそもスタイル、ファッションが日本オリジナルなものが少なくなっている現在、こんな質問自体があまり意…

not only body but also hair

皮膚感覚、身体感覚、そんな言葉が最近気になります。身体論、人はなぜ服を着るのかなど、服をとりまくいろいろな問題が議論されていますが、あまり髪のことにふれていないので、最近こんなことをよく考えています。 髪は服のようで、自分の内側のようで、外…

shine or simmer

最近、ダークなカラーの流行に伴って、以前より髪のダメージや艶を気にする人が増えてきている。それまで明るいヘアカラーが流行っていたせいで、本来、日本人のもつ髪の艶が失われていたからでしょうか。古来より、黒髪の艶は、日本人のアイデンティティー…

technical?

感覚かルールか?中学生からギターを弾いていますが、これが楽譜など無視した感覚奏法で、拍数や休符などめちゃくちゃにやっておりました。しかもすべてアドリブ系ロックギターでしたので、気分でオッケーな世界。最近はバイオリンのおかげでクラシックなぞ…

hair in time

渋谷を通りかかったら、Vidal Sassoonの大きな広告発見。”髪は女の命”と書いてある。そうか、毎日、私はお客様の命を預かっているのだ。ギリシャ神話のサムソンとデリダではないけれど、髪を切られたら、命をうばわれるぐらいの人がたくさんいるのでしょう。…

in the middle of nowhere

ヘアカットにも人によって様々なアプローチがあります。私が教えているカットはわりと形や構造を考えてから、質感やニュアンスを加えていく方法です。しかし最近は、色、触感、動きといった部分が、先に気になることが多く、反対の場合も少なくありません。…

aesthetic

ネイルにも最近,興味があります。髪の毛、メイクアップについで、自分に対する装飾である爪の手入れ。自分の体の部位に対する審美的アプローチの手段としては、なかなか効果的なものです。ひとのからだは、そのままでも美しいものですが、爪や髪や顔は、その…

info surfing

雑誌の新創刊ラッシュ、新製品の宣伝ラッシュと情報に翻弄される東京。仙人のように厭世暮らしは仕事柄できませんので、自分を見失わないように、うまく情報サーフィンをしなければならないのですが、時々おぼれています。

hair in the copy age

ヘアカットのオリジナル性というのはとても難しい。お客様それぞれの素材を活かして造るもので、特別、奇抜なデザイン性が一般のプロダクツのようには受け入れられづらいのと、かなりのスピードでヘアカットはコピーされ、再生されてゆくからです。この点で…

takarazuka

現在、新宿オペラシティーのギャラリーで『夢見るタカラヅカ展」というのをやっています。展示で現代美術家の森村泰昌さんがマリーアントワネットとオスカルに扮して写真作品になっております。そのカツラ製作を私が担当したのですが、製作にあたって、池田…

dynamic

すごい台風でした。どんなときでも、私は髪型が気になってしまうのですが、みなさんすごい髪型でした。さすがに台風用ヘアはつくれませんが。でも風を感じたり、空気感のあるヘアスタイルは気持ちいいですね。流れを強調するあまり、ワックスやスプレーでガ…

beauty collage

六本木ヒルズの一角にある美容学校で非常勤講師としてカットを教えています。高層階での授業ですので、非常に眺めが良いのです。六本木の人々はよもやこの場所で50体もの人形の頭が並んでいるとは想像もできないでしょう。非常にシュールな絵でしたので、…

specific

モード系とかコンサバ系等、つい自分でも〜系という言葉をよく使ってしまう。太陽系や銀河系とは訳が違うが、これはまあ仕方ないか。最近ではなんでも〜学とか〜論というのが、流行っている。京都学、銀座学とびっくりしていたら、最近発見したのは新宿学。…

sculpture

私のゆるい持論。ヘアカットはまあアートじゃない。ということをいつも考えるのですが、ちょっと彫刻に似ている部分もあるなと思います。形もそうですが、行為も似てます。近現代になって、彫刻の意味、定義もかわりつつありますが、例えば、ギルバート&ジ…

hair history

ファッションやモードの歴史の本を読んだり、展覧会にいくことが多いのですが、ヘアの情報については非常に少ないのが不満です。展示でも当時の服をきたマネキンのほとんどにヘアがありません。かつら以外は洋服のように後世に残らないからモノがないからか…

disposal

最近、一日に切られた髪の量が増えているような気がします。その後、通常のゴミとして処理されるのですが、季節や時代によって量が変わってきます。ダメージの大きい髪が多いのですが、やはり切ることは一番の解決のようです。少しロングブームから多少短め…

in the morning

いろいろな人がさまざまの方法で朝、出勤前、出勤時に髪の毛をセットしています。必ず30分ぐらいかけて、カーラーで巻いたり、アイロンでセットする人もいますし、夏はエアコンの吹き出し口、冬はヒーターの風で簡単にかわかす人もいます。一般にナチュラ…