2004-01-01から1年間の記事一覧

beauty

私たち人間が生んだ戦争だけでなく、自然が引き起こした台風、地震、津波と今年はまざまざと生きるということをつきつけられた1年でした。美容にたずさわる私にとっては、美というものが一見、いかに純粋で第一義的には無力かということを思わずにはいられ…

Joyeux Noel

ちょっと遅くなりましたが、三博士、無事到着いたしました。来年こそは平和な世の中になりますように。そして人々がより美しいもの、美しい生活の大切さについて考えられる時代になりますように。 merry Chiristmas

the moment

君は亜麻色の髪の乙女や漆黒の髪の女神たちが粧う瞬間を見た事があるだろうか。それは髪結い師、化粧師だけに許された特権である。私自身という名の仮面をつける瞬間から、数日の慣らし運転を経て、ついには仮面が新しい彼女自身となる。私はそのようなとき…

goya

今年はスペインの画家ゴヤが気になる。戦争の惨禍が日々、メディアを通してタイムリーに伝わってくる昨今、どうもゴヤ的な図柄が思い浮かぶ。英国ではターナー賞は逃したものの、ゴヤのプリントを加工したチャップマン兄弟の作品、ファッションでは、another…

japanese

クリスマスや新年になると、年々、季節感がなくなっていくという話をよく聞きます。クリスマス,美容室もかつてはパーティー用のヘアセットの予約で忙しかったものですが、最近はそんなお出かけパーティームードも減って、通常の年末かけこみムードのほうが強…

清平調詞 :李白

可 借 雲 一 憐 問 雨 枝 飛 漢 巫 濃 燕 宮 山 艶 依 誰 枉 露 新 得 断 凝 粧 似 腸 香

development

1週間ぶりにバイオリンの練習をした。良く言われることですが、少しでも指を動かしていないと、どうも音も悪いし、調子もわるい。もともと下手ではあるが、いつもの様子に戻すのに余分な練習と時間を要します。さて,カットも同じです。夏休みなどで数日で…

old and new

今日はリフレッシュために、1時間のアーユルヴェーダを体験。美容室ではその後シャンプーすることができるので、オイルを使ったヘッド中心のマッサージができるのです。ボディーはできませんが、エステサロンでは体験できないメニューが魅力です。通常のク…

multi religion?

毎日、毎日、東方の三博士が歩いてゆきます。クリスマスプレゼントの男性と女性のほしいものベストをみていたら、女性はアクセサリー、バッグ、洋服など美に関するものが多く、男性のなかで多かったのはデジタル家電!意外に男性も現実的。例にもれず、クリ…

what December is

年末になると自然にヴェルディのレクイエムが聴きたくなり、チャイコフスキーくるみ割り人形のバレエが見たくなる。第九はいささか食傷気味だが、やはり年末となれば胸躍る。紅白やレコード大賞も嫌いではない。音楽は本当に生活に身近である。いい音楽を聴…

MODE

流行は不思議だ。同じスタイルでも、時代によって格好良かったり悪かったり。ソバージュ時代に恥ずかしかったサーファーカットが今では逆転している。そもそもどうして流行に遅れると私たちはおかしみを感じるのでしょう?研究したいテーマです。今の髪型も1…

Nutcracker

美容室も12月になるとクリスマスの飾り付けをするサロンが多いようです。私が教えているサロンではガラスに雪の結晶を貼ったり、雪スプレーを吹きつけるというパターンとクリスマスのお出かけヘアセットのキャンペーン手書き告知等を見かける。まあ、さま…

full or sleek

若い人の多くがヘアスタイル、セット剤にボリュームダウンを訴え、高い年齢層の多くがボリュームアップを望んでいます。流行で言うと、60〜80年代はビックシルエット、ビックヘアが流行っていたのですが、90年代以降、スリムなシルエットの流行が続い…

comprehensive

ことお客様のヘアデザインはするか、しないか?みたいなところがある。どうしたって気みたいなものがデザインにはあって、精神的に迫ってくる。いつもと様子が違うぞみたいなことをすると周りのテンションがあがり、周りの理解のできるデザインをすれば安心…

life and spice

ファッションと美術はどちらが身近でしょうか?私の周りを見渡すと、明らかにヘア、メイクアップも含めてファッションを身近に感じている人が圧倒的に多い気がします。アートのほうが高尚な気がしますが、生活に近いという意味と大衆という観点からはファッ…

Der Bettelstudent

来春、ガレリア座のオペレッタのヘアを担当します。2005年3月6日、新宿文化センターでC.ミレッカーの「乞食学生」という演目です。事前に時代考証、リサーチ&テストに時間が必要な仕事です。ストーリー、演出とのマッチングから、動き、歌を邪魔しな…

minimalist in town

私の生まれた町の地元商店街にあるミニマリストな時計屋さんを紹介します。ここは営業中にも店員の人がいたためしがなく、店はシャッターを空けるとガラスも枠もなく、ほとんどオープンカフェ状態!そして売っている商品がかなり古そうなめざまし時計と腕時…

extension of body

武蔵野美術大学での「衣服の領域』という展覧会の招待状をいただいた。森村泰昌氏がパフォーマンスをするらしく楽しみにしていたのですが、仕事が重なりあえなく断念。森美術館のCOLORS展といい、最近よくファッションと美術の境界、関係について美術館や教…

teacher training

今週はヴィダルサスーンのトレーニングでサロンになかなかでれず、日記が書けませんでした。毎日、代々木にある美容会館という場所で、ロンドンとロスからきた先生にしごかれる毎日でしたが、普段、生徒を指導する立場なので、時には自分が生徒になって鍛え…

Ayulvedic therapy

ついにサロンでアーユルヴェーダヘッドセラピーはじめました。そのために数週間ヘッドマッサージのモデルになりいろいろと試していたおかげで快適な毎日です。パソコン、インターネット、携帯など、この高度化した時代には、インドの古来伝承医学という根源…

handy&downloadable

子供の頃のファミコンの影響か、いまだデジもの(デジタルもの)にまだついてゆける。新しい装置にであっても、直感的に大抵の操作が想像がつきます。これはファミコンの十字キーとABボタンのおかげではないでしょうか?その後のデジタル製品のほとんどがモ…

too young to die

フランスの哲学者ジャックデリダがなくなった。学者は長い年月で才能をじりじり発揮するのか、著名になるのに長い歳月が必要だったせいか長生きが多い。アーティストは若いころに才覚を顕してデビュー時にいっきょにスターダムに上がる人が多いせいか、はた…

funny hair

印象でいちばん笑いを誘うのは髪型ではないかとよく思う。顔や体型や年齢はかなり個人的で直接笑いの対象にしづらいが、髪となるとどうも個人の責任だけでもないようなところがあるので笑いやすい。ハゲや白髪は個人的であるが、こと髪型になると笑いやすい…

fashion victim

ますます銀座や表参道にたくさんのブランドメガストアがオープンしています。ルイヴィトンやエルメス、ディオール、シャネルが目立ちます。メジャー化、巨大化してファッションブランドというよりもソニーやトヨタのような巨大メーカーのような様相。中には…

i-pod

最近、移動が多く、よく i-podのお世話になってます。授業で、1960~1960までのカルチャーシーンの講義をするときには、その時代の音楽のプレイリストがかかせません。なんて便利な時代。家のCDまるごと持ち歩いているようで非常に快適。シャッフルプレイにす…

wave&curls

パーマが大分、流行ってます。70年代のひっくりかえすレイヤーパーマ、80年代のソバージュ、90年代のふわふわニュアンスパーマからどんどん進化しています。最近は、ローラーでセットしたようなパーマがリクエストでは多い。果たして、こんどはどんな…

to talk

1954 ローマの休日でオードリーが髪を短く切るシーン:イタリアンボーイと呼ばれ、またたくまに世界的にショートカットが流行した。ここが現代的な意味でショートヘアカットの歴史がはじまるポイントであり、その後、ビダルサスーン氏の登場により、いわゆる…

to talk or not to

最近でこそ、いろいろとビューティーやファッションについて語るようになってきたのですが、視覚的なものを言葉で伝えることは非常にむずかしい。ヘアショーで髪型のコンセプトを話したり、撮影したヘアスタイルを語ったりと、以前は視覚がすべてと思い、語…

from hair spary

どうも古くさいイメージというヘアスプレーですが、髪型やファッションのリバイバルといっしょにセット剤にもリバイバルがあります。ヘアスプレーというと、CNNのニュースキャスターがしてそうな、サイドが異常にたちあがった70年代後半レイヤースタイルを…

natural/artificial

もともと、メールやこのようなログといったことが苦手だった私ですが、最近では気づいてみると、携帯メールまで普通に打てるようになってしまっている。知らず知らずのうちに自分が離れていたものに飲み込まれていることは実はおそろしい。テクノロジーに翻…