to talk

larte2004-10-23

1954 ローマの休日でオードリーが髪を短く切るシーン:イタリアンボーイと呼ばれ、またたくまに世界的にショートカットが流行した。ここが現代的な意味でショートヘアカットの歴史がはじまるポイントであり、その後、ビダルサスーン氏の登場により、いわゆるカットの時代がはじまる。その象徴性に強いくひかれ、私は今年のインスタレーションの中で、テレビで再生中のこのシーンをハンディーカムで、監督気分でオードリーを直接、撮っているかのように、ズームイン、アウトをして何度も再録画したものをこの部屋のテレビで再生した。会場には本物の髪の毛の絨毯をひきつめた。髪に非常に執着して、強迫観念すらもっている架空の女性の部屋を設定した。この女性とは、2ヶ月間の髪を通したさまざまなコミュニケーションを行った。美容でもなく、アートと呼ぶには個人的なプロジェクトでした。