shades and tones

どうも髪の色の識別能力は人種によってかなり違うようです。茶髪到来以前の日本では、微妙な茶色の明度や色調の違いがわかる人はほとんどいなかったような気がします。今やドラッグストアに並ぶヘアカラーはマット系、アッシュ系、レッド系といったトーン名やチョコレートブラウンやピンキーアッシュといった固有の名前がついています。現在、選別の能力は昔に比べ非常に高まってきたようですが、依然、直接関係が薄いブロンドや外人特有の赤みの少ないブルーネット系の識別は苦手なようです。日本に住むイギリス人友人がベージュ系ブロンドにしたいのに、いつもゴールドブロンドやペールブロンドになってしまうと嘆いておりました。知的に見せたいのに、おばかなブロンドにされたということでしょうか。ブロンドの色段階ははるかに欧米のほうが細かいのです。人種が違うとなかなか色の違いやその色の持つ意味がわからないことがあります。