Le poil de carotte

larte2007-04-26

古くからヨーロッパでは赤毛は地獄の火の色、魔女の髪の色などと不当な扱いを受けてきました。赤毛にはにおいがあると考えられていたらしく、その赤毛のニオイには臭いとして忌み嫌われていた不遇な歴史と反面、香る匂いとして男性達を魅了してきた面があります。先日観た映画は「パフューム」、女性の匂いに魅せられた天才調香師の悲劇です。主人公のジャン・バティストは洗礼徒ヨハネの名を受け、香水の基材であるアルコールはスピリット(精霊)でもあります。今日の一枚はフランチェスカのバプティスムです。