silver vs gold

金箔もいいが銀箔もいい。金閣寺もいいが銀閣寺もいい。金時計もいいが、銀時計もいい。シルバーアクセもいいがゴールドもいい、いやプラチナもいい。果ては金ラメもいいが、銀ラメもいい。金属の戦いは昔から続く。トムフォードのグッチデビューよりビットモカシンの金具がシルバーになった瞬間、ブラック&シルバーによるモダン時代の再来を感じた。バブル期より続いたゴールドを駆逐した様相。しかし途中、80年代リバイバルでアンチテーゼ的なゴールドの逆襲と昨今のゴージャスブームに乗じてメークアップ界、ファッション界にはブラウン&ゴールド旋風。リッチだけれどちょっと疲れる世界の再来。しかしその陰で、インテリア、インダストリアルデザイン、店舗デザイン界では妙なブラック、ブラウン、ベージュ、ホワイト&シルバーな優等生的モダンという発想。80年代に買ったモンブランのマイスターシュテック、しまった、プラチナにするべきだった!さてどうなりますか、今後の金銀金属戦争。私たちの美意識なんて意外に簡単に変わるものですね。それとも、ちょっと勝負を避けて、これからの金属はマグネシウムとか亜鉛、鉛、アルミニウムっていうのはどうだろう?イオン化傾向高すぎ!錆びちまう。