La pensee sauvage

髪の毛の類型には、直毛、巻毛、縮毛など数種の分類がありますが、実際の髪の性質、状態は千差万別で、百科全書的分類では仕事になりません。触ってみて、濡らしてみて、目で見て経験的に、はねやすいか。パーマがかかりやすいか、カラーが染まりやすいか、ホットカーラーの効きが良いか等が判ります。これだけ知識や技術が進歩しても、私たちの現場は文字に書き表せない勘(感覚)が要求されます。ある種族がきのこの分類を図柄(視覚的イメージ)だけでなく、においや触感で分類するように。動物図鑑には是非、鳴き声をつけてほしい。余談ですが、昆虫図鑑の甲虫の図版と弦楽器のバイオリン族のカタログがぱっと見、そっくりだったのが感動!