Tim Hartley

Chromaline: proof of color/ proof of printと題された東京、札幌、大阪ツァーのレビューです。
写真表現のような、正確な色の再現、線の表現といった意味をもったタイトルのコレクションです。
元Vidal sassoonのインターナショナル・クリエイティブ・デイレクターのティム・ハートレーさんのお手伝い、通訳でショーとセミナーに同行しておりました。サスーン社を退職後、現在、イタリアのヘアケア・ブランド、ダヴィネス社と契約してコレクションの発表を続けております。ビダル・サスーン愛弟子級のティムさんですが、カット技術は正確無比というか、正確無視というか、性格無比といった様相でした。技術の正確性を誇るサスーン・メソッドをマスターしながらも、実際はそれよりもセンシュアルでエレガント。職人気質の日本のプロの観客にはこの計算されたユルさを一番お伝えしたかったです。結局、ヨーロッパのエレガンスってここにあるんだと思う。来月はバルセロナでニューコレクションです。